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続、アバノンシートの施工について

2018年04月02日 08:19 裏法被覆工の施工時に今回もアバノンシートを使用しました。

2年間に渡って何回か使った感想を。


良い点

1.空気痘痕が激減する。最もゆるい勾配で1:1.5程度で使用しましたが、作業手順を守っていれば痘痕は出来ません。これは本当に凄いことだと思います。

2.シートに沿って水が抜けるので、天端に浮き出てくる水もすぐに無くなります。仕上げ作業や、冬場のコンクリート凍結対策にも良い影響を与えてくれます。


悪い点

1.セパに引っ張られる形でシワが寄り易いので、端部の固定以外に表面側もホッチキス等でシートを固定しておく。また、シート痕として表面が細かい網目模様になります。化粧型枠を使った場合のツヤツヤした感じとは程遠いのでこのギャップは初見では驚くかも。

2.型枠同様に剥離材をシートに塗って使用しますが、シートが剥離材をある程度吸収してしまうので、まんべんなく塗る為にはたくさん塗らないといけません。これをサボると脱型時に表面のノロが剥がれてボロボロの仕上がりになってしまう。また、この場合のシートはもう転用出来ない状態になっているので剥がして貼り直し作業も発生します。

3.打設中→直後も水分がどんどん出てくるので、型枠の下側にアルカリ水が流れると困る状態では何らか対処しないと大変です。


総合評価は難しいところですね。痘痕が消えてもシワが目立ってしまっては美化とは呼べませんし。使用する際は上記を踏まえて慎重な運用をオススメします。。

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現場担当: 建設事業部 伊藤、木村

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